はい、可能です。私は会社を作ってフリーランスとして働いています。
薬剤師は法人の代表や薬局の開設者を除けば基本的に従業員として働くことが多いかと思います。
では薬剤師はフリーランス(会社や組織に所属せずに、個別に契約を行う個人事業主)としてどのような仕事があるのでしょうか。薬剤師とフリーランスの組み合わせについて考えてみました。ちなみに、今回の話では派遣薬剤師は派遣会社に所属しているためフリーランスとしては考えておりません。
薬剤師とフリーランス
さっそく薬剤師がフリーランスとして働くためにどのようなことが可能なのか挙げてみます。ちなみに薬剤師でなくてもよいこと(プログラマーなど)は割愛した結果2つしか残りませんでした。
ライター
フリーランスといえばクラウドワークスやランサーズで仕事を受注することが多いようですが、薬剤師として医療関係の記事を書くというものを受注可能です。調べたものを文章としてアウトプットするのが得意な方には向いているのではないでしょうか。件数をこなして認められるまでは1文字当たりの金額が少ないようです。
空いた時間でできたり、パソコンやスマホがあれば可能なため働く場所や時間を選ばないのが魅力です。
私は薬剤師としてちょっとしたチラシや勉強会の資料を作ることはありますが、長い文章を書くことってあまりないな、大変だなとブログを書きながら思っています。
業務委託
フリーランスとして主に調剤薬局で働く場合、個人の薬剤師と薬局もしくは法人とで契約を結んで働くことになります。その際の契約が業務委託です。
働き方としては派遣会社に登録する派遣薬剤師と似たような感じになります。時給があって、契約期間があってと。ただ自分で契約先を見つけたり、契約書を作成したり、お金の計算をしたりと色々大変です。
今現在私が行っているのがこの業務委託になります。(もう少し細かく言うと準委任契約となります)。
私が業務委託で実際に働いて「大変・・」ということと「おもしろい!」ということどちらもあります。業務委託についてはまた別の記事にまとめたいと思います。
薬剤師で副業を行う場合の注意
フリーランスを副業のように働こうと思っている際は注意が必要になります。勤めている会社の就業規則に禁止とあればもちろんダメなのですが、それ以外にもダメなケースがあります。
それは、「管理薬剤師である場合」です。
医薬品医療機器等法によって管理薬剤師が他の薬局で働くことを禁じています。※ただし薬事に関わること以外ならOKです。ライターもOKでしょう。
そのためフリーランスとして働くのであれば基本的には管理薬剤師とは無縁の働き方になってきます。
最後に
薬剤師のフリーランスはライターと業務委託の2パターンだけ?と思われるかもしれませんが、実際には講演などを行う人がいたり、漢方薬局で漢方相談をしている人がいたりするかと思います。私もフリーランスとかは関係なく、漢方相談をしてみたいと思っていた時期もありました。(今も少しはあります。)
またフリーランスと聞くと「仕事がなくても何の保証もない、こわい」と思われるかもしれません。しかしそこはこの薬剤師業界、あまりこだわらなければ正社員・パート・派遣と色々な働き方、求人があります。「仕事がなければフリーランスやめればいいじゃない」精神で今日も私は働いております。