さあ、第4話が始まりました!
今回はどんなお話でしょうか。
摂食障害と病院薬剤師
摂食障害と薬剤師はなかなか結び付かないと思います。
ただ、摂食障害はリフィーディング症候群につながるため、点滴の確認をする薬剤師にも注意が必要です。
抗うつ薬などが使われる可能性があるので、その適正使用の管理くらいでしょうか。
「医者の言うことは絶対」と病院薬剤師
羽倉さんがアジスロマイシンの投与量について疑義紹介し、処方変更してくれませんでした。
羽倉さんが「医者の言うことは絶対ですよね」というとみんな何も言わず、その処方は通っていきましたね。
ここまで卑屈になることはないと思いますが、実際にこのような面はあるかと思います。
診察の結果、必要な薬と投与量が決まります。薬剤師は薬のプロではありますが、診察のプロではないので、添付文書と実際の処方量のギャップに対して、「まあ、医師があえて投与量を多くしているならいいんだけどさ・・」となります。
また、処方以外でも医師の発言力はとても大きいです。
医師の逆切れやむちゃな提案がそのまま通ってしまうことも珍しくありません。
それだけ医師には「重たい責任」があり、「病院にとって替えがききづらい存在」ということでもあるかもしれませんが。
ポリファーマシーと病院薬剤師
なかなか誤解を受けそうなテーマですね。
調剤薬局の薬剤師に対して、ポリファーマシーのせいで物忘れがひどいんではないのかという質問が増えそうです。
確かにポリファーマシーはサルコペニアにつながる可能性があり、食事摂取量が下がる可能性があり、せん妄などを引き起こす可能性があります。
しかしこれは薬剤師だけではどうにもならない問題で、減薬をするには処方医の確認が必要であるため、「電話一本ですぐポリファーマシー解決!」というわけにはいかないです。
ポリファーマシーの解決のために、医師は必要不可欠ですが、薬剤師はそうではないというのが現実です。
入院中ですと、毎日患者さんの様子を見ることができるため、減薬による体調管理もしやすいです。入院中は減薬のチャンスと思い、私も入院中の担当患者さんに対して減薬できるよう心がけていました。
睡眠薬や抗精神病薬などは患者さんから減薬を嫌がられることもありますが、高齢者には転倒、せん妄のリスクもあり注意が必要です。
まとめ
今回はヒューマンドラマのような感じを多めに混ぜてきた感じですね。
葵さんの言った「あなたはどうしたいのか」という言葉は、薬剤師ドラマは関係なく重要なフレーズだと感じました。
そして後半にはやっぱり葵さんの、まるでCMのような、薬剤師の重要性を訴えるシーンがありましたね。これは毎回定番で続くんでしょうかね。
次回以降はケモについての話がでてきそうで楽しみです。