アンサングシンデレラ第6話です!
調剤薬局から病院に転職したという刈谷さん、なんだか共感がもてます!
婦人科と病院薬剤師
婦人科病棟もあったのですが、基本的には女性薬剤師が担当していました。
切迫早産の方が多く入院しておられましたが、その中で出産を終えた方もおり、(もちろんノックをしてお部屋に入りますが)他の薬剤師に授乳中の時に鉢合わせたという話を聞き、私はびびっていました。鉢合わせたらきっとめっちゃ気まずいです。
婦人科の内容は、副薬剤部長の瀬野さんと同じように、なかなか男性には難しい分野です。処方箋以上の情報は私もよくわかりません。婦人科系の薬剤が処方されると、心配なので毎回たくさん調べます。
感染症と病院薬剤師
入院中のCD(クロストリジウム)腸炎はたまに発生していました。
CDが陽性か陰性かという確認自体は珍しいことではありませんでした。それだけ、発熱、CRP上昇、下痢という組み合わせはよく見られていました。
私のいた病院にはICT(感染対策チーム)があり、薬剤師が活躍していました。
感染症については、病院薬剤師でないとなかなか勉強しづらい分野だなと感じます。
調剤薬局ではカルテを見ることができないので、その抗生剤がなぜ処方されたのかいちいち想像しなくてはいけません。
今回、「抗生剤をすぐに処方する医師」について薬剤師たちがグチグチと文句を言っていました。まあそういう面もありますが、処方を止めない薬剤師にも、処方を保険で通す支払機関、そして抗生剤を望む患者がいます。
風邪症状を主訴に受診した患者さんが、医師に抗生剤を処方されていないと、「なんて抗生剤ないの?」と聞いてくることもあります。もちろんそのやりとりは医師ともしているでしょう。患者さんを短時間で多く診ないといけない医師にとって、なるべくクレームを出さずに問診を終えたいという接客業的な部分もあるかなと思います。
抗生剤の処方については、「医師が悪い」だけではなく、それを容認する多くの人がいるというのもまた事実だと感じています。
第6話まとめ
このドラマでは、「病院薬剤師が外に出るのは当たり前」というスタンスですね。
一歩先を行く服薬指導をするのには、外の診療所から医師を連れ出すということも必要ですね。笑
「刈谷さん、病院でもがんばれ!」と応援したくなる回でした!